30日は早々に満席になってしまったので、31日にお邪魔してきた。
幕があけたばかりで内容について触れるのは無粋なので、ネタバレしない程度に感想を。
言わずと知れた“大曲の花火”こと、「全国花火競技大会」。
その大曲の花火にまつわる人間模様を、過去と現在が交錯しながら、3人の俳優たちによって紡がれていく。
まさに「めくるめく展開」という表現がふさわしい。
過去と現在が、光や舞台とともにくるくると展開していく。
実話に基づく人間ドラマとミュージカルという組み合わせも新鮮。
(「為三さん!」も実話ではあるけど、もっと身近な時代背景という意味で)
舞台上、それも小劇場の空間で花火の描写をどう見せるのかが気になっていたのだが、「あぁ、そう来たか!」という感じ。これは美術さんと照明さんも考えたなぁ~
写真をやる者にとっては、「大曲の花火大会=最高の撮影スポット」という印象が強いのだけれど、それを支える人々の物語として見ると、また違った世界が見えてくる。
花火の下には、それを支える人々のドラマがある!
余談…
普段わらび劇場とセットでなかなかスポットライトが当たらないのだけど、「たざわこ芸術村 小劇場」は小劇場としてなかなか贅沢な空間だ。
都内でいえばスズナリみたいな雰囲気の、程よい広さと味のある小屋、という感じ。
秋田には小劇場と呼べる空間がないので、県内唯一の小劇場と言っていいかもしれない。
小劇場出の身としては、ここが秋田に小劇場文化を根付かせるきっかけの場になれば最高だなぁ、なんて考えたりもした。
※劇場まわりの写真を撮っていなかったので、途中で立ち寄った田沢湖の御座石神社での一枚を。
仙北市での仕事の際にはここにお参りするのが、昨年来の習わし。
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